長年レコードを愛聴してきたが、先日急に音の悪さが目立って来た。
埃が針にたまったようなこもった音がする。針を洗浄しても治りません。
レコードをクリーニングしても治りません。
そこでようやく気付きました。
カートリッジの寿命です。
もう20年近く使用してるので、とっくに寿命が来てたのだろう。
取説には交換目安は500時間とある。
寿命どころかレコードを傷つけていたかもしれない。
交換は初体験なので、初めて知ることばかりで楽しかった。
まず、使用しているデノンのDL-80MCは既に生産中止。
ネットでも手に入らない。
ヤフオクの中古は避けたい。
そこで現行のデノンのMCカートリッジを見ると、どれも高い。
予算は15,000円までなのでDL103とかDL110などが欲しかったが手が出ない。
そこでもっと廉価で評判の良さそうなMMカートリッジをネットで調べる。
シュアのM44GかオーディオテクニカのAT95が良さそうだ。
シュアのM44Gはハマオカモトも使っていたらしい。
シュアのサイトにインプレッション記事がありました。
さっそく仕事帰りにオーディオショップに行き、色々見ることにしました。
するとオーディオテクニカのAT120Ebがセールで13000円くらいだったのでこれにしようと
思いながらさらに物色しました。
ナガオカとかも予算内で良さそうな針がいっぱいある。オルトフォンなんかもカッコいい。
ふと奥を見るとオーディオアウトレットルームがある。
で、そこにはなんとDL-80MCの替え針であるDSN-80があった!最後の3つが大セール!
奇跡のようだ。
迷わずそれを一個購入。
製造中止なのでもう1つ買おうと思ったが、MCカートリッジは保管中も駆動部が経年劣化しそうなので、
次回交換時はまたその時に考えようと、今回は買いませんでした。
帰宅してルンルン気分で針を交換し、音の差にワクワク期待しながらsgtペパーズをターンテーブルに。
!!!すごく音が良い!!
感動しました。こんな違うんだ…。
次はRound about midnight を。
これも最高。
次はピアノソナタ5番。
気持ちの良い音に、すっかり夜更かししちゃいました。
古い針のカンチレバーは盤にぶつかりそうなほど下がっていた。
新品と比べると、ひどい状態で聴き続けていたことがわかりました。
記念に古いものをケースに入れて保管。